この記事を読んでいるあなたは、
- 企業がInstagram(インスタ)を活用するメリットはなにか知りたい
- 企業の人気Instagram(インスタ)アカウントは、どのように運営されているのか知りたい
- 実際の企業の人気Instagram(インスタ)は、どのようなものがあるのか知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「企業がInstagram(インスタ)を活用するメリットや、運用する際のポイント」をお伝えしていきます。
企業がInstagram(インスタ)を活用するメリット
企業がInstagram(インスタ)を活用するメリットを解説していきます。
広告宣伝効果
企業がインスタを利用して見込まれる効果は、自社製品やサービスの広告宣伝です。
写真や短い動画がメインとなるインスタでは、自社製品の写真はもちろん、使用する様子なども投稿することができます。
そのため、ユーザーはその製品の使用効果が具体的にイメージしやすく、「実際に自分が使ったらどうなるか」という想像をかきたてられます。
ユーザーに製品への興味をもってもらえるため、広告宣伝効果を期待することが出来ます。
認知度向上・ブランディング効果
インスタの効果として認知度向上・ブランディング効果もあります。
インスタは美しい写真やおもしろい写真に多くの「いいね」がつきます。
美しい写真でカッコよく洗練された企業イメージを与えたり、ユニークさを感じさせる写真で親しみやすいイメージを与えたりすることができます。
それにより企業のブランディングや、ひいては認知度の向上につながっていきます。
新規顧客獲得
インスタの機能として、ハッシュタグによる検索機能があります。
インスタはTwitterなどと違い、シェア機能がないので拡散力が低いです。
一方ハッシュタグを上手く活用すれば、その分野に興味がある人を対象に、爆発的にファンを増やすことができます。
シェアから無秩序に拡散していく他メディアと違い、興味がある人にリーチしていくことができるのです。
それにより「今までその分野に興味はあったけれど、自社サービスや商品を知らなかった」という人にアプローチでき、新規顧客を獲得することもできます。
【業界別】インスタで人気の企業アカウント10選
ここからは人気の企業アカウントを10業種別に紹介します。
各アカウントごとに、どんな特徴があるのでしょうか。
ファッション:GU
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ファッションブランドGUでは、インスタで「実際の着こなし」や「着回し」をたくさん載せています。
ユーザーの「自分が着たらどうなるか」という想像をかきたて、広告宣伝につながるように運営されています。
モデルも外国人ではなく、日本人のような外見をもつ人を採用しているのも、ユーザーが親しみをもて着用イメージがわくようにという狙いからです。※特定のコラボ商品を除く
小売り:MUJI無印良品
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小売り大手MUJIこと無印良品のインスタは、ブランディングをメインに広告宣伝を上手く入れ込んでいます。
簡潔でシンプルで洗練された写真を多く使いブランドイメージを確立、その写真の間に実際に使用しているシーンの写真をはさみ、広告宣伝に繋げています。
美容・化粧品:CANMAKE TOKYO(キャンメイク)
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リーズナブルな化粧品を展開し若者に人気のキャンメイクは、ブランディング効果にフォーカスしインスタを運営しています。
インスタに載せる写真は質が高く、ほとんどが「かわいく、たのしく、輝きたい!」というブランドコンセプトを体現するものです。
あえてショッピング機能をつけていないことからも、10代20代のブランド購入ターゲットとなる層への、ブランドイメージの確立を主眼にしていることがわかりますね。
ショッピング機能をつけないことで、購入までは一歩遅れますが、その後の購買意欲を刺激するような運営となっています。
食品関係:ハーゲンダッツ ジャパン
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ハーゲンダッツジャパンは、各SNSごとの特徴をうまく使い、ターゲットや目的を明確にし成功している企業の代表例です。
利用者の年齢層が比較的高いFacebookではオフィシャルな情報を、拡散力のあるTwitterではキャンペーン情報を、そしてインスタではおしゃれで少し可愛らしい印象のある写真を載せブランドイメージ向上に成功しています。
外食:スターバックス
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スターバックスは、インスタのさまざまな機能をうまく利用して、認知度向上やブランディングに成功しているアカウントです。
- インスタにあるストーリーズで、ユーザーへアンケートを行いコミュニケーションを図る
- ユーザーに投稿用のフォーマットを与え、ハッシュタグとともにお題を与え投稿してもらう
こういったアクションをとり、ユーザー側が能動的に企業と関わっていくキッカケを提供しています。
交通:ANA
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ANAがインスタに投稿する写真は、そのクオリティが他とは一線を画します。
全ての写真がパソコンの壁紙や、商業用の印刷物として対応できそうなレベルです。
その風景写真に飛行機の写真を合わせることで「ANAで旅行へ行きたい」という、ユーザーの旅行への前向きな気持ちを喚起します。
旅行:HIS
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旅行会社大手HISは、インスタのハッシュタグをうまく使い集客に成功しています。
例えば「#100個割」というタグに紐づいたキャンペーンは、タグをつけ写真を投稿することにより旅行代金が割引されるというもの。
100個の課題も用意されており、その課題の難易度ごとに旅行代金の割引も変わるというゲーム性もありました。
ユーザーはキャンペーンに気軽に参加→実際の旅行客獲得につながるという、インスタを利用した新規顧客獲得の成功例中の成功例といえます。
娯楽:東京ディズニーリゾート
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東京ディズニーリゾートも、上記HISと同じくハッシュタグをうまく利用しているアカウントです。
ディズニーランド内の施設や、キャラクターの写真でブランディングをしつつ、ディズニーリゾートへ来た人たちに、積極的に東京ディズニーリゾートのタグがついた投稿を呼びかけています。
これにより、インスタグラム上で東京ディズニーリゾートブランドに対する投稿が一気に増え、話題性を生み出すのです。
教育:こどもちゃれんじ (ベネッセ)
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こどもちゃれんじも、ハッシュタグキャンペーンを積極的に行っているアカウントです。
たとえば「#じぶんでできた」というタグは、そのタグをつけて写真を投稿し面白ければ、その体験が漫画化されるというもの。
ユーザーに写真を投稿する動機を与え、インスタ上での話題を作っています。
メディア:Vogue Japan
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Vogue Japanのインスタは、とにかくブランディングを強く意識したものになります。
写真はVogue Japanらしいモードな世界観を伝えるものが多いです。
またストーリーズハイライトを積極的に活用し、イベントのプロモーションなどに活用しています。
人気企業の事例から学ぶインスタ活用ポイント
人気企業のInstagramに共通する特徴や活用ポイントを解説していきます。
いいねがもらえる投稿の特徴
インスタでの話題性を高めるには、まずは「いいね」をもらうことが大切です。
「いいね」がもらえるかどうかは、まず写真のクオリティにかかっています。
また、その商品やサービスの特徴がわかりやすく、ユーザーが「自分がその商品を使ったら」「自分がそのサービスをうけたら」というイメージが湧きやすい写真も人気です。
いいねが沢山ついた結果、広告宣伝や認知度向上にもつながっていきます。
ストーリーズやハッシュタグなどの機能を利用する
ストーリーズやハッシュタグなどの機能を利用することで、インスタでの話題性を作ることができます。
上で紹介したHISやこどもちゃれんじなどは、ハッシュタグをうまく利用した成功例です。
ハッシュタグは、インスタ投稿のターゲットとする層にアプローチするための大事な要素でもあります。
またストーリーズなどをつかい、ユーザーとコミュニケーションを図ることで、ユーザーが能動的に企業とかかわるきっかけを作ることもできます。
インスタで人気の企業アカウントまとめ
今や日本でのインスタユーザーは3300万人をこえ、その勢いはとどまるところを知りません。
インスタはうまくアカウントを運用すれば、広告宣伝から新規顧客にいたるまで、ビジネスの強い武器になります。
インスタで人気の企業を参考に、インスタをうまく活用しビジネスチャンスにつなげていきましょう。