この記事を読んでいるあなたは、
- TwitterをBtoBに活用する方法がわからない
- TwitterをBtoBに活用するメリット・デメリットは?
- TwitterをBtoBに活用した事例とは?
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「TwitterをBtoBに活用するメリット・デメリット、過去の事例」をお伝えしていきます。
Twitterの活用はtoCマーケティングだけではない
Twitterを始めとする各種SMSがリリースされた当初、スマホという日常ツールを媒体に利用できる特性から、企業からエンドユーザーに向けたtoCマーケティングへの活用が主流となっていました。
しかし、Twitterの需要が利用層と共に拡大したことで、企業を対象としたtoBマーケティングにもマッチしたSNSに進化したのです。
それによって、これまで企業訪問以外ではリーチしにくかった関連企業、あるいは自社商品を利用する見込みのある企業等にアプローチすることができるようになりました。
TwitterをBtoBに活用するメリット
TwitterをBtoBに活用するメリットは以下の通りです。
- 新たな層へのリーチ
- 基本的にコストがかからない
- 企業と個人双方の認知度向上
1つずつ詳しく見ていきましょう。
新たな層へのリーチ
拡散性の高いTwitterをtoBマーケティングに活用することで、それまで訴求できなかった新たな層へリーチすることができます。
もちろんその効果は、企業をフォローしているエンドユーザーや別の企業にも波及しますので、数珠繋ぎに自社のプロモーションを認知させる効果があります。
基本的にコストがかからない
一般的に自社製品やサービスをプロモーション際には、スペースや媒体を間借りしてコンテンツ作成も業者に委託する場合が多いため、結果的にコストが高額になってしまいます。
しかし、Twitterは原則無料な上に各サービスも容易に利用することが可能です。
そのため、使用料や人件コスト等を削減することができ、また、効果的なコンテンツを発信し続ければ、Twitterを自社の強力な広告プラットフォームとして活用することが可能になります。
企業と個人双方の認知度向上
TwitterのtoBマーケティングは企業という1つの集合体の中で働く社員(=個人)に対しても自社のコンテンツを発信することが可能なため、企業と個人双方の認知度を同時に向上させられることも大きなメリットといえるでしょう。
通常の手法では双方別々にコストや労力が発生することも多くなっていますので、効率的に自社の商品・サービスをマーケットに広めることができます。
ツイッター広告については、こちらの記事を参考にしてみてください。
TwitterをBtoBに活用するデメリット
ここからは、TwitterをtoBマーケティングに利用するデメリットについて見ていきましょう。
- 運用に手間がかかる場合がある
- 炎上リスク
- 企業イメージを意識する
これらは運用する上では重要なポイントとなるため、しっかり押さえて下さい。
運用に手間がかかる場合がある
投稿自体は容易ですが、企業が運用するとなれば以下の作業をする担当をアサインする必要があります。
- 日々の発信内容を考える
- リプライに対する返信
- 効果の分析及び改善
これらは主業務を多く抱える人員が片手間で実施すると効果が低くなるどころか、企業イメージ自体を損ねてしまう可能性もあります。
したがって、運用に手間がかかることを考慮して、ある程度専念することのできる人材をアサインしつつ「それに人員を割く価値があるか」というポイントについても協議する必要もあるといえます。
炎上リスク
Twitterの拡散性は大きなメリットの1つでもありますが、世論に反発するような発言や企業理念にそぐわないコンテンツ、時事的側面における不適切な発言に関しても簡単に拡散してしまいます。
そうなれば炎上企業としてたちまちネガティブイメージがついてしまいますので、日々の投稿は効果的なコンテンツを意識すると共に、言葉の選び方や内容にも十分に注意しなければなりません。
企業イメージを意識する
効果的なプロモーション効果を得るには、良質なコンテンツを発信して自社の企業イメージを確立していかなくてはなりません。
このポイントを押さえられていないと、間違ったイメージが拡散されて購買やサービス利用に結びつかなくなってしまうため、こちらもデメリットとして注意しましょう。
BtoB企業のTwitterの活用事例
次にTwitterの実際の活用事例を確認していきましょう。
是非参考にして効果的な運用をして下さい。
デザイン制作会社による情報発信
標識や銘板等のデザイン制作を手掛ける企業では、技術や図記号といった業界情報を交換する場をコンセプトにTwitterを運用しており、実際に防災関連の知見といった日常生活でも活用できる豆知識を発信してユーザーとの相互やり取りを展開しています。
結果的にtoB企業としては多い2万フォロワーを超える認知度を獲得し、1つの有効な広告塔に昇華させることができました。
デジタルフォントの開発企業によるエンドユーザーへの認知度向上
デジタルフォントの企画開発を行う企業では、書体デザインの楽しさをユーザーにアピールするような運用をしており、企業単位への訴求だけでなくフリーランスのデザイナーへのリーチも獲得しました。
年末に発表される「今年の漢字」を自社のフォントで書いて発信してイメージしやすくし、企業然とした口調ではなく親しみやすいフランクな調子や記号を用いてより情報が浸透しやすくなるような工夫をしています。
ビジネス向けアプリのターゲットへのダイレクトリーチ
海外企業における成功事例としては、現在多くの方が利用しているセールスフォースも挙げられます。
基本的には自社HP等のオウンドメディアが広告のメインストリームであるところ、Twitterを活用することで更に高い拡散性を獲得し、実際に利用する社員へのダイレクトリーチも可能となりました。
また、自社ブログ記事のURLを埋め込んで導線を確保し、自社が設定するペルソナに対して効果的な情報を提供しているのも効果的な運用方法です。
結果的に50万を超えるフォロワーを獲得し、高いプロモーション力を持ったTwitterアカウントに仕上がっています。
TwitterをBtoBに活用するコツ
次にTwitterをBtoBマーケティングに活用するコツを解説していきます。
今後検討している方は是非押さえて下さい。
独自性を持ったコンテンツ
他社の投稿のシェアや、オリジナリティのないコンテンツを発信してもプロモーション効果は高まりません。
したがって、自社の特色や商品・サービスを押し出した独自性を意識してコンテンツを作るようにしましょう。
また、著名人や他社の記事をシェアする際にもコメントや見解をコメントつきで投稿する等、あくまでも自社の発信であるということを忘れずに運用することが大切です。
toBでも個人を意識した情報発信
先ほど解説した通り、企業は個人の集合体ともいえます。
つまりカタログのような企業然とした情報発信では個人からの共感を得ることには至らず、フォロワーや認知度は向上しません。
したがって、toBでありながら「常に個人を意識したコンテンツ作り」を心掛けることが重要なコツの1つといえます。
ツイートのジャンルを明確にする
自社のブランドを認知してもらうことがマーケティングで目指す目標でもありますので、「○○といえばA社」といった流れを作り出せるようなコンテンツを発信しましょう。
そのためにはツイートのジャンルを明確にして、自社の商品・サービスに関連した専門性に特化していることも運用のコツとなります。
TwitterをBtoBに活用する手法まとめ
今回は、「TwitterをBtoBに活用するメリット・デメリット、過去の事例」を解説してきました。
今やTwitterは多くの需要を誇る主要SNSツールの1つとなっており、企業にとっての広告媒体としても大変効果的に活用することができます。
また、ユーザーに対するプロモーションだけでなく、toBに対してのリーチもできるのがTwitterの利点でもありますので、本記事で解説した成功事例やコツを参考にして、効果的な運用をしていきましょう。