この記事を読んでいるあなたは
- CPEとはなにか知りたい
- CPE広告をつけるメリットを知りたい
- CPE広告のデメリットを知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事ではそんなあなたに「CPE指標とは何かやCPE広告のメリット・デメリット」をお伝えしていきます。
CPE指標とは?
CPE(Cost Per Engagement)とは、1エンゲージメントあたりにかかる費用の指標です。
エンゲージメントの定義として定めたアクションを、ユーザーが反応して行動するまでに掛かった1人あたりの広告費が、CPEとなります。
「広告費÷エンゲージメント数」でCPEの数字を出すことができます。
例えば、100万円の広告費をかけて1万のエンゲージメントがあった場合、「1,000,000円÷10,000エンゲージ=CPEは100円」となります。
要するに1ユーザーが反応してくれるまで(エンゲージメントがあるまで)に掛かった広告費は100円というこです。
またCPE広告とは、エンゲージメントに対して費用が発生する広告のことで、GoogleやTwitter、Facebookなどでも用いられおり、インターネットマーケティングの間で今注目を集めています。
そもそもエンゲージメントって何?
インターネットマーケティングにおいてのエンゲージメントの意味は、ユーザーがどれだけ企業や商品に「興味を示したか」「愛着を持ったか」などといった、信頼度を測る指標になります。
興味や愛着というと漠然としていますが、Twitterで例えると「いいね!」や「リツイート」といったユーザーの反応をエンゲージメントとしています。
また、エンゲージメントと言われているユーザーの反応は、1つだけではありません。
「いいね!」や「リツイート」の他にも「リプライ」「投票」「ハッシュタグのクリック」といった、ユーザーが投稿に対して反応した全てのことがエンゲージメントとされています。
ユーザーのどのアクションをエンゲージメントとするか(エンゲージメントの定義)は、広告によって異なります。
例えば、エンゲージメントの定義を「いいね!」と定めた場合、ユーザーがいいね!してくれることでエンゲージメント数を稼ぐことができます。
他にもGoogleのエンゲージメント広告では、「広告に2秒間カーソルを合わせる」「広告をタップする」などといったことをエンゲージメントの定義と定め、広告に対してユーザーがどれだけ積極的に興味を持ち、関わったかを計測しています。
Googleの中でも広告によりエンゲージメントの定義が異なるのでチェックする必要があります。
CPE広告を実施するメリット
CPE広告を利用することで、どんなメリットがあるのでしょうか。
- 広告費のコスト削減になる
- 成果地点を設定することができる
この2つを詳しくみてみましょう。
広告費のコスト削減になる
CPE広告は、いくつ広告表示してもエンゲージメントが発生しない限り無料です。
「いいね!」をエンゲージメントの定義とし、100万の広告表示をしたと仮定します。
しかし「いいね!」してくれるユーザーは1人もいませんでした。
その場合、広告費は0円ということになります。
たくさんの広告数を表示したいと考えている企業にとっては初期費用が安く、膨大に広告表示することが可能になるのでCPE広告はかなりおすすめです。
またTwitterでは、「広告のリツイート」をエンゲージメントとした場合、1度目のリツイートのみ広告費が掛かります。
それ以降の「リツイートのリツイート」や「同一人物が2度目のリツイートをした場合」は広告費用は一切かかりません。
要するにTwitter上では拡散されればされる程、お得ということになります。
成果地点を設定することができる
CPE広告は、エンゲージメントの定義を独自で決められるという最大の特徴を持っています。
エンゲージメントの定義を独自で決めれるということは、CPE広告を実施する企業にとっては大きなメリットになります。
その理由は、「この商品に対しどこまで興味を持ってもらえたか」ということが明確にわかるためです。
アプリのCPE広告を例えると、「アプリ内の課金」がエンゲージメントとした場合、実際にアプリをダウンロードしプレイし、「課金」をすることでエンゲージメント達成です。
これは課金をするほどこのアプリに興味を持ったことが明確になります。
しかし成果地点を決める場合は、慎重さも必要です。
エンゲージメントをあまり深い位置に設定してしまうと、エンゲージメントの取得につながりません。
そのためユーザーが必ずアクションしてくれるような広告展開が必要です。
ターゲットととする人物像を明確にし、ペルソナ作成することをおすすめします。
CPE広告のデメリット
CPE広告にはデメリットも存在します。
その1つが商品の売り上げといった、最終的成果にたどり着くまでに時間がかかるということです。
CPE広告はユーザーのエンゲージメントを成果としています。
そのため多くの「いいね!」といったエンゲージメントがあったとしても、商品の売り上に直結することは難しくなります。
大量にCPE広告を表示することは可能なので、売り上げよりもたくさんのユーザーに認知してもらいたいという考えの方にはおすすめですが、すぐにでも商品の売り上げがほしい場合は、別の宣伝方法を考える方が良いでしょう。
またCPE広告を利用できる媒体が少ないこともデメリットの1つです。
現在はSNSを中心とした媒体が主となっていて、雑誌やテレビといった媒体ではCPEを計測することができません。
そのためインターネットマーケティングを中心に考えているのならば、CPE広告を取り入れてみるのもいいかもしれませんが、それ以外のマーケティングも考えているのであれば、CPE広告はあまり効果がないと言えるでしょう。
CPE広告を利用できる媒体によってエンゲージメントとされる定義が異なってくるので、どのような成果を目的とするかを明確にし、利用する媒体を決定することが重要です。
数少ない中から選ぶのは大変ですが、目的のためにもよく考えましょう。
余談ではありますが、現在アプリの広告でCPE広告が注目されていて、利用できる媒体も数件存在します。
アプリはCPE広告を利用することで、ユーザーの新規登録や課金ユーザーの獲得といった広告の効果が出やすいこともあり、広まっているのではないでしょうか。
今後アプリ以外でも、CPE広告が利用できる媒体が増えることを期待して待ちましょう。
CPE広告のメリットとデメリットまとめ
この記事では「CPE指標とは何かやCPE広告のメリット・デメリット」について解説しました。
- CPEとは、1エンゲージメントにかかる費用のこと
- CPE広告とは、1エンゲージメントに対しかかる広告費のこと
- エンゲージメントとは、「いいね!」や「リプライ」などいった広告に対するユーザーのアクションを示す
- CPE広告は、エンゲージメントが発生しない限り広告費は0円
- CPE広告を利用できる媒体が少ない
などといったことがわかりました。
低コストで広告を表示できる便利なCPE広告ですが、莫大な売り上げ成果がでないことも現実です。
インターネットでマーケティングを考えている方は、一度試してみるのはいかがでしょうか。