この記事を読んでいるあなたは、
- そもそもBtoB企業がインスタを利用するメリットがあるのか知りたい
- BtoB企業で上手にインスタを活用している企業例を知りたい
- BtoB企業がインスタを運営する際のポイントを知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「実際の事例をもとに、BtoB企業がインスタを活用するメリットとポイント」をお伝えしていきます。
BtoB企業がInstagram(インスタ)を活用するメリット
BtoB企業がInstagramを活用するメリットをお伝えします。
企業の認知度を向上させられる
企業相手のビジネスを展開するBtoB企業にとって、エンドユーザーとつながりをもつのは難しいことです。
しかしインスタを上手に利用すれば、自社の名前はもちろん、商品やサービスなどをエンドユーザーに認知してもらうことができます。
いくら企業向けの商品やサービスを展開してるとはいえ、それを実際選び使うのは人です。
インスタを通じてエンドユーザーに認知してもらうことは、BtoB企業にとって大きなメリットとなります。
ブランディングで差別化することができる
TwitterやFacebookなど数々のSNSがありますが、インスタの特徴はなんといっても「写真で視覚に訴えることができる」という点です。
自社商品や自社サービスをインスタに載せて認知をしてもらうという使い方はもちろん、社内風景や社員の日常を載せることにより、エンドユーザーにも親しみを感じてもらうことができます。
インスタは、写真を通してブランディングを行うことがででき、それによって他社との差別化ができるという特徴を持っています。
海外企業にもアピールできる
SNSのつながりは日本国内にとどまりません。
普段は接点がない海外企業でも、インスタの機能であるハッシュタグなどを上手につかうことにより、海外企業で働く人たちにリーチすることができます。
海外企業にもアピール可能なため、ビジネスチャンスを広げることができます。
BtoB企業のInstagram活用事例8選
ここからは実際にインスタを活用してブランディングや企業認知を高めているBtoB企業をご紹介します。
Intel
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「インテル入ってる」のキャッチコピーでもお馴染みの、半導体素子メーカーのインテルのグローバルインスタアカウントは、自分達の製品や技術が、一般の生活とどのように関わっているかがわかる写真を多く投稿しています。
また動画も多用しており、エンドユーザーにさまざまな製品にインテルが入っていることを訴える内容が多いです。
企業製品への認知度を高めることを主眼においたインスタアカウントです。
IBM
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コンピューター関連製品のIBMは、インスタのプロフィール欄のリンクをうまく使っている企業の代表例です。
インスタは投稿にリンクを貼れません。
プロフィールに1つリンクを貼ることができますが、それを自社HPなどにすると別ブラウザで開くことになりインスタから離れてしまいます。
IBMはリンクをLinkin.bioにしインスタのランディングページへ誘導、ユーザーが同一プラットフォーム(この場合はインスタ)で自社の情報を得られるように工夫しています。
リクルート
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リクルートのインスタアカウントは多くのリクルート社員が登場します。
リクルートのサービスはどうしても写真を使ってイメージさせるのが難しいです。
それを実際の社員を登場させることで、どんな人たちがどんな思いをもってサービスやシステムを生み出しているのか、ユーザーに訴えています。
サービスやシステムが可視化しにくい企業でも、有効にインスタを利用している成功例です。
JT
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JT(日本たばこ産業)は自社が扱う商品(たばこ)をインスタに載せると良いイメージが与えられません。
それを補うため、「ひとのときを、想う」という自社スローガンをもとにしたハッシュタグ「#かけがえのないひととき」キャンペーンを展開、ユーザーに呼びかけ写真を投稿してもらい、ホッとするひと時を感じさせる写真を載せています
オリジナルのハッシュタグを上手く使い、ユーザーを巻き込んでブランディングに成功している例といえるでしょう。
American Express
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クレジットカード会社大手のAmericanExpressは、クオリティの高い写真にさりげなくアメックスのクレジットカードをいれこませることで、洗練されたイメージをユーザーにあたえることに成功しています。
また広告的投稿と通常の投稿を同じテイストで行っており、ユーザーに「これは広告だ」と回避されることなく、しっかり見てもらえるように工夫されています。
Tepco
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Tepcoのインスタは、視覚的に美しい写真であることはもちろん、自社の設備やサービスや技術に関しても、しっかり発信していることに特徴があります。
自社がもつ地上機器と夜景があわさった写真を投稿した際には、その地上機器がどんなものであるかの説明をキャプションにいれていました。
写真で注意をひきつけ、ユーザーに自社製品の説明まで誘導することに成功しています。
FedExt
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FedExの写真はとにかくクオリティが高かったり、ほっこりするものが多く、思わず「いいね」を押したくなるものばかりです。
写真にFedExのトラックや飛行機をいれることで、自社サービスがユーザーの生活の中に役立っていることをさりげなく伝えています。
質の高い写真でユーザーの注意をひきつけ、ブランディングにつなげていく成功例といえるでしょう。
3Mジャパン
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今までご紹介したアカウントが、企業認知度アップやブランディングを目的にインスタを利用しているのに対し、3Mジャパンは直接ビジネスにつながるようにインスタを利用しているのが特徴です。
3Mジャパンでは「3M™ ダイノック™ フィルム」という建材を使用した建築現場の写真をインスタに多数投稿、その建材をタップすると実際に使用されている品番のサンプルを請求できるようにしました。
BtoBでもダイレクトに広告宣伝が可能であることを示した例といえます。
BtoB企業の事例から学ぶインスタ活用ポイント
成功事例に共通するInstagram運用のポイントをお伝えしていきます。
ターゲットや目的を明確にする
まず今回ご紹介したBtoB企業は、ターゲットや目的を明確にし運用しています。
例えば、上記で紹介したJTは「インスタを通じてたばこを吸わない層にもクリーンな良いイメージを持ってもらう」ということを目的に運用されています。
JTはその目的を達成するために、ハッシュタグ「#かけがえのないひととき」を上手く利用しユーザーを巻き込んだキャンペーンを展開しました。
「インスタを通じて誰に何を訴えたいのか」がまず先にあり、それを達成するために戦略的に手段(ハッシュタグや投稿内容やキャンペーン)を講じているのがわかります。
魅力的な投稿を継続する
クオリティの高い写真や、ユニークな写真、また普段は見ることの出来ない企業内部を映した写真など、人を惹きつける魅力的な投稿を継続することも大切です。
インスタアカウントは一朝一夕には育ちません。
魅力的な投稿を継続し、ユーザーに働きかけていくことで、インスタアカウントは育っていきます。
インスタアカウントが育つことで、キャンペーンなども有効に機能していきます。
まずは魅力的な投稿を継続し、アカウントを育てる意識をもつことも大切です。
BtoB企業がInstagram(インスタ)を活用するメリットまとめ
ご紹介したように、BtoB企業にとってもインスタを活用するメリットは沢山あります。
BtoBといっても中にいるのは結局「人」ですから、そこに視覚で訴えていくことができるインスタは、ブランディング効果などが高いです。
目的とターゲットをしぼり、有効にインスタを活用し、ビジネスにつなげていきましょう。