この記事を読んでいるあなたは
- インスタやTikTokにおけるフォロワー購入とは何かを知りたい
- フォロワー購入のリスクについて知りたい
- フォロワー購入しているアカウントの見破り方を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「InstagramやTikTokでフォロワー購入するリスクやお勧めしない理由、見破り方」をお伝えしていきます。
SNSにおけるフォロワー購入とは
InstagramやTikTokといったSNSを活用したマーケティングにおいて、フォロワー数は成果に直結する重要な指標となります。
そのフォロワーを、金銭を支払うことで水増しするのが「フォロワー購入」と呼ばれる行為です。
一般的には「1フォロー〇〇円」のような形で取引されることが多く、短期間で爆発的にフォロワー数を増やすことができますが、実際にはさまざまなリスクを伴うことから決しておすすめできる方法とは言えません。
ここからは、フォロワー購入についての基礎的な知識と、購入に伴うリスクやおすすめしない理由を見ていきましょう。
SNSのフォロワー購入の方法
先述の通り、フォロワー購入は決しておすすめできるものではありませんが、まずは基礎知識として、どういった方法で購入するのかを見ていきましょう。
主な購入方法は2つあります。
フォロワー購入専門業者から購入する
フォロワー購入の主な方法として、フォロワーを販売する専門業者からの購入があげられます。
「フォロワー 購入」で検索すると、各SNSのフォロワーのみならず、アカウント、リプライの販売まで行う多数の専門業者がヒットします。
また、業者によっては動画の再生回数やチャンネル登録者、評価まで販売するところもあるようです。
購入の手順は
- 追加するフォロワー数を選択
- 会員登録
- 指定の方法で決済
- フォロワーの追加を待つ
と、実に簡単なものとなっています。
申し込みからフォロワー追加に要する時間は、購入フォロワー数と業者によって多少の差異はありますが、概ね1週間から2週間程度となっているようです。
オークションサイトで購入する
大手オークションサイトでは、昨今各SNSのフォロワーの取引が盛んに行われています。
こちらでも「フォロワー」で検索をかけると、商品として多数の検索結果がヒットします。
また、オークションサイトでもフォロワー数をはじめ、「いいね!」や高評価などさまざまな項目が販売・購入の対象となっています。
相場については次項で詳しく紹介しますが、オークションサイトで購入する方が専門業者から購入するより安く入手できる傾向が見られるようです。
InstagramとTikTokのフォロワー購入相場
次に、InstagramとTikTokそれぞれにおけるフォロワー購入の際の金額相場を紹介していきます。
業者の規模による差異はもちろんのこと、SNSの種類や購入するフォロワーの国籍により、価格が異なってきます。
Instagram (インスタグラム)
Instagram(インスタグラム)のフォロワー購入の相場は、1フォロワーにつき1円から50円程度と、業者によってかなりの差が見られます。
フォロワーの国籍によって分類すると、現在のところ
- 外国人フォロワーの場合;1人1円〜10円程度
- 日本人フォロワーの場合:1人16円〜50円程度
が主な相場となっているようです。
日本人フォロワーで、かついわゆる「捨てアカウント」ではなく、手作りで作られたリアルなアカウントであるほど高値で取引されるのが一般的となっています。
インスタグラムについて詳しく知りたい方は、「インスタグラムとは?」の記事を参照ください。
TikTok (ティックトック)
TikTokのフォロワー購入については、一部日本人フォロワーの購入サイトも存在しますが、大部分が外国人フォロワーの販売となっています。
現在の相場は、フォロワー1人当たり1.8円〜4.8円程度となっていますが、購入数に応じた割引があったり、購入後すぐにフォロワー増加を開始したりと、業者ごとに多岐にわたる付加サービスが出現しています。
TikTokについて詳しく知りたい方は、「TikTokとは?」の記事を参照ください。
フォロワー購入のリスクとお勧めしない理由
ここまでフォロワーの購入方法とその相場についてお知らせしてきましたが、案外簡単に購入できることが伝わったかと思います。
しかし先述したとおり、フォロワーの購入にはさまざまなリスクを伴うため、決しておすすめできるものではありません。
ここからは、フォロワー購入がなぜおすすめできないのか、理由を一つひとつ詳しく紹介していきます。
そもそも利用規約違反にあたる
InstagramとTikTok、いずれも利用規約によってフォロワーの購入が禁止されています。
Instagramにおいては、フォロワー購入についてコミュニティガイドライン内に「「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください」という文章で記載されています。
またTikTokでも、コミュニティガイドラインの「誠実性と信頼性」の項目において、「視聴者数、いいね数、フォロワー数、シェア数、コメントの販売または購入を試みる、または行う」ことが禁止事項として明記されています。
フォロワー購入が各SNSの運営に発覚した場合、利用規約違反として最悪アカウントを凍結される可能性も否めません。
登録の際、利用規約をしっかりと読まずに同意する人も多いことから、意外と周知されていない事項だと思われますが、主要なSNSにおいてフォロワー購入は禁止事項に当たることを把握しておくべきでしょう。
エンゲージメント率が低い
大抵の場合、フォロワー購入によって増えたフォロワーは、興味を持って自らフォローしたフォロワーと異なり、投稿に対して「いいね!」を付けたり、コメントを残したりといったアクションを起こさない、いわば「非アクティブなユーザー」です。
そのため、購入によってフォロワー数を水増しすると、フォロワー数が多い割にエンゲージメント率が低いという状態に陥ります。
「エンゲージメント率」とは、「フォロワーのうちどれくらいの人数が、投稿に対して反応(=エンゲージ。「いいね!」やコメント、シェアなど)したか」によって算出され、マーケティングにおける重要な指標となります。
プロフィール上のフォロワーが増えることでユーザーの目を引くことはできますが、反面、エンゲージメント率の低さからフォロワー購入を気づかれることにもなりかねません。
マーケティング成果も上がらないため、エンゲージメントが必要ならばフォロワー購入は効果的とはいえないでしょう。
社会的な信用がなくなる可能性がある
万一フォロワーの購入が露呈した場合、社会的な信用を失う可能性が高いです。
そもそも利用規約に違反した時点で社会的な信用が揺らぎますし、一般的なユーザーからも「ズルをした」「ユーザーを騙した」といった印象を抱かれかねません。
「信用できないアカウントである」といった悪評は昨今ネットを通じて簡単に拡散されるため、その後新規のフォロワーが増えにくくなるばかりか、既存のフォロワーも離れていってしまう可能性すらあります。
一度悪評がつくと完全な払拭は困難なため、その後のアカウントの存続が難しくなることを考えると、かなりのリスクを伴う行為であると言えるでしょう。
マーケティング成果につながらない
本来マーケティングとは、ターゲットとするユーザーに向けた利益のある情報や、魅力的なコンテンツを発信することにより、アカウントのファンになってもらうことを目的とするものです。
しかし多くの場合、大量に購入した偽のフォロワーはコンテンツに興味を持つことも何らかのアクションを起こすこともない、ただの「でくの棒」にすぎません。
また先述のとおり、購入したフォロワーはエンゲージメント率の低下を引き起こします。
つまり、購入でフォロワーの数が増えたとしても、フォロワーのエンゲージメントによる情報の拡散や認知度の向上にはまったくつながらず、結果としてひたすら偽のフォロワーに向けて宣伝を続けるだけの中身のないアカウントになってしまいかねません。
偽フォロワーを増やすよりも、コンテンツを楽しんでエンゲージメントを行ってくれるアクティブなフォロワーの獲得を地道に目指す方が、マーケティング的に成功するための近道といえます。
フォロワー購入するとバレるのか?
ここまで、フォロワー購入に伴うリスクとお勧めしない理由を解説してきましたが、「運営はもちろん、周囲にバレさえしなければ・・・」と考えてはいないでしょうか。
しかし、現実的にはあやしいと思われるアカウントのフォロワー数と、「いいね!」やコメント数など、エンゲージメントを照合することで容易に推測できるため、水増しが発覚する可能性が非常に高いです。
エンゲージメントを行うフォロワーの販売や、エンゲージメントそのものを販売する業者も存在しますが、安価に大量購入できるフォロワーは大抵botであり、投稿に対するエンゲージメントの不自然さを隠すことはできません。
また、昨今はそのような偽フォロワーをあぶり出すためのwebツールが数多く開発されています。
SNSマーケティングにおいてフォロワー数は重要な指標となることから、今後、こういったツールがより一層活用されていくものと思われます。
偽フォロワーのチェックツール
例えば、Instagramの偽フォロワーをチェックするツールとして、株式会社ウーミーによる「さてはフォロワー買いました?」があります。
フォロワー購入疑惑のあるアカウント名を入力すると、「偽アカウントにフォローされているかどうか」を確認することのできるツールとなっています。
偽フォロワーの判定については、ウーミーが実際に数社から購入した計4万人の偽アカウントを元に、疑惑のある調査対象アカウントのフォロワーがどの程度偽アカウントと一致するかに基づいて判断されるとのことです。
マーケティングの一環としてインフルエンサーの起用を検討するとき、そのインフルエンサーがフォロワーを購入したりしていないかを確認する、といった用途に役立てることができます。
InstagramとTikTokのフォロワー購入まとめ
この記事では「InstagramやTikTokでフォロワー購入するリスクやお勧めしない理由、見破り方」についてお伝えしました。
フォロワー購入は大半のSNSで規約違反に該当するため、アカウント凍結または削除の可能性があります。
また、見た目にフォロワーを増やすことができても、エンゲージメントの低いフォロワーばかりのアカウントになってしまい、マーケティング的な成果につなげることができません。
手軽にフォロワー数を増やせる方法に感じられますが、ハイリスク・ローリターンな手法であるフォロワー購入は決してお勧めできるものとは言えません。
時間はかかりますが、ターゲットに向け有益なコンテンツを発信することで、地道にアクティブなフォロワーを増やしていく方が効果的でしょう。
ライブトレンドでも、これまでInstagramやTikTokをはじめとしたSNSでのフォロワー増加に繋がる手法や事例についての情報を多数発信しているので、そちらもぜひ参考にしてみてください。