- 動画広告の種類には何がある?
- 動画広告ってどこで配信されるの?
- 動画広告の課金形式が知りたい?
今回の記事では上記のような疑問をお持ちの方に向けて参考となる情報を解説していきます。
今やネット上で見ない日はないと言える「動画広告」。
Youtubeなどの動画投稿サイトを始め、さまざまなWebサービスを通じて動画広告が配信されています。
そんな動画広告ですが、どんな種類があって、どういった使い分けが効果的かなどを理解しているでしょうか。
今回はそんな動画広告の種類や特徴、配信先、課金形式について解説していき理解を深めていきましょう。
動画広告とは
動画広告とは、文字通り「動画を活用した広告」のことを指します。
ただ動画というだけでなく、配信する形や表示方法などによってさまざまな種類が存在します。
近年では動画広告市場は成長を続けており、今後も規模は拡大していくことが予想されており、特にスマホにおける動画広告需要が高まっています。
動画広告の種類と特徴を解説
動画広告には主に以下の8つの種類があります。
- インストリーム広告
- インバナー広告
- インリード広告
- 動画リワード広告
- オーバーレイ広告
- インタースティシャル広告
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
表示方法や表示場所によって呼び方が異なりますし、ユーザーに与える効果も異なります。
動画広告の種類を詳しく解説していくので、適切に使いこなせるようにしてみてください。
インストリーム広告
インストリーム広告は、動画の再生前後や再生中に表示される動画広告のことです。
Youtubeなどを視聴している際に、動画の途中や再生時に広告が流れているのを目にしたことがある人も多いでしょう。
ユーザーは動画の視聴を目的にしているため、その前後中に流れる動画広告は見られやすいという特徴がありますし、広告によってはスキップできない仕様にもなっています。
インバナー広告
インバナー広告は、各プラットフォームやサイト内に流れている動画広告のことを指します。
Youtubeなどの動画コンテンツの中で配信されるのではなく、ウェブサイトやアプリ上にバナー広告として動画が表示される形になっています。
サイト内に常に表示される上に、さまざまなタイプのウェブサイトに配信ができるため、より多くのユーザーにリーチできるという特徴がありますが、単価が高くなりやすいという欠点もあります。
インリード広告
インリード広告とは、ユーザーがウェブサイトをスクロールする中で、コンテンツ間に表示される動画広告のことを指します。
SNSやウェブコンテンツを閲覧しながら、スクロールしていると動画が自動的に表示されるため、ユーザーの視覚に入りやすいのが特徴なのですが、ターゲットに合わせた表示が難しいのが欠点です。
動画リワード広告
動画リワード広告は、アプリ内などで配信される動画広告で視聴することによって、アイテムなどが獲得できるようになっています。
広告を視聴する代わりにユーザーに対して報酬を与えるという仕組みになっており、広告の視聴もユーザーに決定権があるのが特徴です。
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告は、ウェブサイトの画面上に覆い被さるようにして表示される動画広告のことです。
スマホやタブレットなどでウェブサイトを閲覧していると、画面いっぱいに動画広告が表示されます。
画面全体に表示されるので目立ちやすいというメリットはあるものの、メインのコンテンツの邪魔になるのでユーザーに不愉快な思いをさせる可能性もあります。
インタースティシャル広告
インタースティシャル広告は、Webページを遷移する際の合間に表示される動画広告です。
画面全体を覆う形で表示されるのが特徴で、広告を閉じるのにボタンを押すというアクションが必要になるため、ユーザーにとっては少し不愉快な存在でもあります。
バンパー広告
バンパー広告は、6秒以下かつYoutube動画広告フォーマットに沿ったインストリーム広告の一種です。
6秒間と短い尺になっているのですが、スキップができない仕様になっているので動画を最後まで視聴させることができます。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告は、ウェブサイトやSNS、アプリの広告枠に配信される広告のことを指します。
動画の表示枠の外側で配信される形になっているので、ユーザーの目には入りにくいのですが、与えるストレスは少なく済みます。
動画広告のメリット・デメリット
動画広告のメリット・デメリットを解説していきます。
メリット・デメリットの両方を把握した上で適切に活用してみてください。
メリット
動画広告のメリットとしては以下の3点が挙げられます。
- 文字や静止画よりも情報量が多い
- コンテンツが面白ければ好感度が上げやすい
- 拡散力がある
文字や静止画よりもより多くの情報を簡潔に盛り込むことができるので、ユーザーに対して伝えられる内容も深まります。
その上、コンテンツとして面白ければ印象に残りやすいですし、商品やサービスの好感度も上げやすいのが特徴です。
また、SNSなどを通じて拡散されやすいので、副次的な広告効果も期待できます。
デメリット
動画広告のデメリットとしては以下の2点が挙げられます。
- コンテンツのクオリティに左右される
- コスト・リソースが必要
やはり動画広告として成功を収めるにはクオリティの高いコンテンツを作らなければなりません。
質の高い動画広告を制作するためには、ノウハウはもちろん必要ですし、コストやリソースもかかってしまいます。
文字や静止画の広告の方が安上がりで済むため、動画広告を採用する際は、広告効果やコスト計算を綿密に行わなければなりません。
動画広告の配信先は?
動画広告はインターネット上のさまざまな媒体を通じて配信されています。
主な配信先としては以下のようなサービスが挙げられます。
- YouTube
- LINE
動画投稿サイトやSNSが中心となっているようです。
また、サービスによってユーザー層が異なっているため、配信フォーマットにも違いが生まれています。
動画広告の課金形式
動画広告の課金形式としては以下の3つがあります。
- CPV課金
- CPM課金
- CPC課金
それぞれどういった基準で費用が発生するのか詳しくみていきましょう。
CPV課金
CPV課金は、「広告が再生された回数に応じて費用が発生する」タイプの課金形式のことです。
広告が再生された回数に応じて費用が加算されていくので、コストの分だけ広告をユーザーに視聴してもらうことができます。
CPM課金
CPM課金は、「広告が表示された回数に応じて費用が発生する」タイプの課金形式です。
文字や静止画であれば表示されるだけで、ユーザーに対して広告を届けることができるのですが、動画広告の場合、動画を最後まで見なくても表示1回分とカウントされるため、コスト当たりの効果が悪くなる可能性もあります。
CPC課金
CPC課金は、「広告がクリックされた回数に応じて費用が発生する」タイプの課金方式です。
広告先のウェブサイトなどにアクセスしてもらった場合に費用が発生するため、よりコストに見合った広告効果が得られると考えられます。
動画広告の効果測定をする方法
動画広告を配信する際は継続的な効果測定を行い改善点や広告の成果を明らかにする必要があります。
効果測定として使われる指標としては主に以下のものが挙げられます。
- 再生回数
- インプレッション
- 完全視聴率
- コンバージョン率
- 問い合わせ件数
- 売上
- 視聴率
- クリック数
再生回数やインプレッション数といった動画広告自体がどれだけユーザーに届いたかを知るための指標もありますし、コンバージョン率やクリック数といった広告を表示させた先の目的に関する指標も存在します。
どの指標をKPIとして効果測定を行うかはマーケティングの目的などに応じて異なるので事前に設定しておくことが重要です。
動画広告とは?種類や特徴、配信先、課金形式などを解説:まとめ
動画広告の種類や特徴、配信先、課金形式について解説していきました。
「ただ動画を流すだけ」が動画広告ではなく、配信先や表示方法、表示場所によってさまざま種類があり、種類によって特徴も大きく異なります。
動画広告の種類を把握しながら、SNSやYoutubeなどを見ながら表示される広告がどのタイプに当てはまるかを考えていけば理解しやすいかもしれません。
ユーザーの関心を惹きつけやすく、拡散性も高い動画広告をマーケティング施策で効果的に活用してみてください。