この記事を読んでいるあなたは
- どのようなWeb会議システムがあるのかを知りたい
- 自社に合ったWeb会議システムを導入したい
- 各Web会議システムの料金や機能、セキュリティについて知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、「導入しやすいおすすすめのWeb会議システム」をまとめてお伝えしていきます。
Web会議システムとは
Web会議システムとはパソコンやスマホなどの端末を使い、インターネットを介して遠くにいる相手と音声通話やビデオ通話でコミュニケーションをとるためのツールです。
現在コロナの影響によってリモートワークが推奨されており、それによって在宅勤務が増加しています。
そのため出社せずとも複数人で会議をしたり、直接会話したりできるコミュニケーションツールとして、Web会議システムを導入している企業が増えてきています。
Web会議システムはテレビ会議システムとは違い、特別な専門機器を用意する必要がなく、インターネット回線とPCやスマホなどの端末があれば簡単に会話を行うことができます。
Web会議システムの技術は年々進化しており、テレビ会議システムと同等の性能をもつ製品も増えてきています。
おすすめWeb会議システム11選
ここではおすすめのWeb会議システム11選を紹介していきます。
なお、簡単に各システムの特徴が知りたいという方向けに表を作成しましたので確認してみてください。
名称 | アカウント登録 | 同時接続人数 | セキュリティ | 通話時間制限 | 公式HP |
---|---|---|---|---|---|
Zoom | ホストは必要 | 100人 | △ 固定URL使い回し | △ 40分 | Zoom公式HP |
Google Meet | 不要 | 100人 | ◯ 通信暗号化 | △ 1時間 | Google Meet公式HP |
MicrosoftTeams | ホストは必要 | 300人 | ◎ 通信暗号化&2要素認証 | ◯ 24時間 | MicrosoftTeams公式HP |
Calling | 不要 | 30人 | ◯ 通信暗号化 | ◎ 無制限 | Calling公式HP |
Lite FreshVoice | 不要 | 5人 | ◎ 通信暗号化&セキュリティ保証 | ◎ 無制限 | Lite FreshVoice公式HP |
WebexMeetings | ホストは必要 | 1,000人 | ◯ 通信暗号化 | ◯ 24時間 | WebexMeetings公式HP |
V-CUBEミーティング | ホストは必要 | 50人 | ◯ 通信暗号化 | ◎ 無制限 | V-CUBEミーティング公式HP |
LoopGate | ホストは必要 | 5人 | ◯ 通信暗号化 | ー | LoopGate公式HP |
Live On | ホストは必要 | 通常20人/多人数モード無制限 | ◯ 通信暗号化 | ◎無制限 | Live On公式HP |
bellFace | ホストは必要 | ブラウザ版5人 | ◯ 通信暗号化 | △ 120分 | bellFace公式HP |
Fresh Voice | ホストは必要 | 200人 | ◎ 被害0 | ◎無制限 | Fresh Voice公式HP |
Zoom
Zoomの最大の特徴は、なんといっても無料で最大100人での会議ができることです。
また参加者をグループごとに分けたり、バーチャル背景を機能を使って会議中に自分の好きな背景に設定したりできるなどの、独自の機能が備わっています。
Zoomの特徴
- URLを共有するだけでWeb会議を行うことができる
- バーチャル背景を利用することができる
- PC/スマホの両方で利用が可能
- Web会議の音声や動画をクラウドに保存する可能
Zoomの料金(月額)
- 無料(基本)
- 2,000円/1ホスト (プロ)
- 2,700円/1ホスト (ビジネス)
Google Meet
Google MeetはGoogleアカウントがあれば誰でも無料で会議を開くことができます。
Google Meetの特徴
- 100人以上の同時接続ができる
- 全てのデータが暗号化されるため安心
- 自動文字起こし機能がある
Google Meetの料金
- 無料
- Google Workspace Essentials:8USD/1アクティブユーザー
- Google Workspace Enterprise:要問合せ
MicrosoftTeams
MicrosoftTeamsは、チャット機能やスケジュール機能が搭載されており、基本のオンライン会議機能を無料で使うことができます。
MicrosoftTeamsの特徴
- 無料で豊富な機能を使うことができる
- 多くの国や地域で利用されており、国内外で取引する企業におすすめ
- ExcelやWordなどのアプリと連携が可能
MicrosoftTeamsの料金
- 無料
- Microsoft 365 Business Basic:540円 ユーザー/月相当(年間契約)
- Microsoft 365 Business Standard:1,360円 ユーザー/月相当(年間契約)
- Office 365 E3:2,170円 ユーザー/月相当(年間契約)
Calling
Callingは、多くのの大手の国内企業で導入されている日本企業が開発したWeb会議システムです。
会議をスムーズに進行するための機能を豊富に備わえており、会議だけではなくオンラインでの商談や新人の研修など、様々な場面で使用できるサービスとなっています。
またアプリをダウンロードする必要が一切なく、URLを相手に送るだけでWeb会議を行うことができます。
オンラインでの会議中に参加者に資料を配ったり、またアンケートをしたりできるなど、様々な面で活用することができます。
Callingの特徴
- 多くの国内大手企業が利用している日本企業が開発したWeb会議システム
- 会議だけでなく社内の業務のオンライン化やセミナーなどでも活躍する
- アプリをダウンロードする必要がない
Callingの料金
- 初期費用:200,000円
- 1IDにつき月額1,500円 ※最低利用数10IDから〜
Lite FreshVoice
Lite FreshVoiceは日本で初めての1,000万円までのセキュリティ保証がついているWeb会議システムです。
またアカウントやアプリのインストールが一切不要で、URLを相手に送信するだけで最大5つの場所でWeb会議をおこなえるという手軽さが人気の理由です。
Lite FreshVoiceの特徴
- 最大1,000万円のセキュリティ保証がついている。
- 他のサービスに比べて気軽に利用できる
- あまり悪い点が見つからない、優等生
Lite FreshVoiceの料金
- 初期費用:100,000円
- 月額費用:15,000円/1ID
※1IDにつき、1,000個までURLを追加登録可能
※1つのURLで同時に5人まで参加可能
Webex Meetings
Webex Meetingsは世界で最も利用している人が多いWeb会議システムです。
1つの会議でMax200人まで参加が可能であり、便利な機能を多数搭載しています。
またセキュリティ対策にも力をいれており、画質や通信の安定性も評価されています。
Webex Meetingsの特徴
- 世界で最も多くの人に使用されている
- セキュリ対策に力をいれている
- 機能が豊富
Webex Meetingsの料金
- 初期費用:100,000円
- 月額費用:0円〜
※無料プランでも100名まで参加可能
※有料プランは1,490円/1ホスト
V-CUBE ミーティング
ここで紹介するV-CUBEミーティングは、5,000社以上で導入されているWeb会議システムです。
高度な音声認識技術や自動翻訳機能が搭載されているため、外国語が話せなくても外国の方とのWeb会議を行うことができます。
V-CUBEミーティングの特徴
- 翻訳した会話をテキストとして保存することができる
- Office365と連携ができる
- 自動翻訳可能で外国の方ともコミュニケーションと取りやすい
V-CUBEミーティングの料金
- 初期費用:5,500円
- 月額費用:11,000円/1接続
LoopGate
LoopGateはITにが苦手な方でも使いやすいWeb会議システムとなっています。
リモコン操作で簡単に利用することが可能で、PCが苦手でも使用することができるようになっています。
またサポート体制が充実しており、平日・土日問わず製品について相談することができます。
LoopGateの特徴
- リモコン操作でITが苦手でも利用しやすい
- サポートが充実している
LoopGateの料金
- 初期費用:0円
- 月額費用:10,200円
※5拠点以上で利用する場合は、別途サーバー利用料が掛かります。
Live On
Live Onは、独自技術を持っており、高品質かつ安定した通信を行うことが可能です。
なんといっても安定性が売りであり、官公庁などにも導入されている等の実績があります。
Live Onの特徴
- 独自技術による安定性
- 高度な安全性対策
- 研修やセミナーでも使いやすい
Live Onの料金
- 初期費用:78,000円
- 月額費用:3,000円/1ID
bellFace
bellFaceは幅広く多くの企業に導入されているWeb会議システムになります。
共有メモやトークスクリプトが表示できるなど、オンライン上での営業で役立つ機能が多く搭載されています。
bellFaceの特徴
- 営業職の方に使用して欲しいWeb会議システム
- Salesforceと連携できる
- セキュリティの対策に力を入れている
bellFaceの料金
- 初期費用:300,000円
- 月額費用:100,000円
※上記費用で10IDまで利用可能
Fresh Voice
Fresh Voiceはセキュリティ対策に力を入れているWeb会議システムです。
発売以来一度も乗っ取りなどの被害に合っていないという実績を持っており、国内企業だけでなく、官公庁や教育機関でも導入されています。
Fresh Voiceの特徴
- セキュリティが高く、一度も被害に合っていない
- 最大200拠点まで接続可能
- 高画質・高品質を実現している
Fresh Voiceの料金
- 初期費用:100,000円
- 月額費用:15,000円
Web会議システムを選ぶときに注意すること
ここでは、「Web会議システムは数が多すぎてどれを選んだら良いかよく分からない。」「とりあえず有名なものを選んでおけば大丈夫なのか。」
上記のような疑問を解決していきます。
セキュリティ対策が万全かどうか
Web会議はオンライン上でやりとりがなされるという性質上、ちゃんとしたセキュリティ対策が行われていないと、知らない人間が不正にアクセスして会話の内容や共有資料などのデータが盗まれてしまうようなリスクがあります。
自社の情報が漏れてしまうリスクを回避するために、情報の暗号化やアクセス制限といったセキュリティ対策が行われているシステムであるかどうかを確認するようにしましょう。
同時に会話が可能な人数
Web会議システムによってオンライン会議に参加できる人数の上限には違いがあります。
ですので少人数の会議でのみ利用する予定なのか、それとも研修やセミナーのように大人数で使用する予定なのかを確認して、自社の目的に沿ったWeb会議システムを選んでいくことが大切です。
専用ソフトを用意する必要があるか
Web会議システムの中には、専用のソフトを用意しないと利用できないものと、URLをクリックするだけで利用できるものがあります。
Web会議を行う際にソフトの用意が必須のWeb会議システムを利用している場合は、事前に相手にもソフトを用意してもらうこととなり手間が掛かってしまいます。
営業などで自社以外の企業とWeb会議を行う予定の人は、相手に手間を掛けさせないよう、URLをクリックするだけでいいWeb会議システムを選んだほうが良いでしょう。
画質や音質
Web会議システムの中には、大人数になると映像や音声が途切れ途切れになってしまうようなものもあります。
このようなことが起こると、伝えたはずの重要な情報が相手には伝わっていないなどの大きなミスが生まれてしまう可能性があります。
これらの原因はインターネット回線速度が遅いからというのが一般的なのですが、有料のシステムは画質や音質が乱れないように対策をしているものが多いため、予算に余裕がある場合は有料のシステムを利用した方がいいでしょう。
サポート体制
Web会議システムを選ぶ際に、サポートが充実しているかどうかもチェックする必要があります。
企業にITリテラシーのある人が不足していて、Web会議システムを導入したにも関わらず活用できてないといったケースも多々あります。
そのため自社のITリテラシーに不安がある場合は、サポートがしっかりしているWeb会議システムを導入したほうがいいでしょう。
無料のWeb会議システムにもサポートはついていることが多いですが、多くの場合は問い合わせフォームが用意されているだけであり、そのためすぐに対応してもらえないといったことがよくあります。
【まとめ】自社に合ったWeb会議システムを導入しましょう
この記事ではおすすめのWeb会議システム11選について解説していきました。
自社に合ったWeb会議システムを利用することで、より快適に、よりスピーディーに業務を行うことができるようになります。
Web会議システムを選ぶ際には、有名だからと言う理由だけで選ぶのではなく、自社の目的に合ったものを選んでいくことが重要です。
まず導入の目的を明確にした上で、セキュリティを重視するのか、それとも価格を重視するのかといったような視点で導入するWeb会議システムを選び、リモートワークを効率化させていきましょう。